最近話題になっている「MBTIに新しい8つのタイプが追加された」という情報、耳にしたことはありますか?
公式のMBTIサイトにもそんな情報は見当たらず、「本当にそんなことがあるの?」と疑問に思っている方も多いのでは?
この記事では、その真相に迫っていきます!
MBTIとは何かをおさらいしよう
「MBTIって何?」という方もいるかもしれません。
まずは基本を抑えてみましょう!
- MBTIは4つのアルファベットから構成される16通りの性格タイプを分類するシステム
- それぞれのタイプは4つの対立する性格特性から成り立っています
- 今日では多くの人が自己理解や他者理解のために利用しています
MBTIは、Myers-Briggs Type Indicatorの略で、心理学者のイズベル・ブリッグス・マイヤーズと彼女の母親キャサリン・クック・ブリッグスによって開発されました。
MBTIは、内向/外向(I/E)、直感/感覚(N/S)、思考/感情(T/F)、判断/知覚(J/P)の4つの対立する性格特性から成り立ちます。
これに基づいて16通りの性格タイプを分類します。
例えば、ISTJやENFPなどがあります。
今日では、自己理解や他者理解、コミュニケーションの改善を図るために幅広く利用されています。
新たな8つのタイプって本当なの?
本当に8つのタイプが追加されたのでしょうか?調査してみました!
- 公式サイトにはそのような情報は一切記載されていない
- TikTokなど一部のSNSで拡散された情報であることが判明
- 誤った情報である可能性が高い
まず、公式のMBTIサイトや関連文献には新たな8つのタイプが追加されたという情報は一切見受けられませんでした。
TikTokやその他のSNSで拡散された情報が元となっているようです。
そもそもMBTIは、4つの基本的な対立軸から構成されるため、新しいタイプが追加されるという話は非常に疑わしいと言えます。
これらの新しいタイプに関する情報は、明らかに誤った情報である可能性が高いです。
都市伝説としての新MBTIタイプ
では、この情報の出所はどこなのでしょうか?都市伝説としての背景を探ってみましょう。
- この情報は主にSNS、特にTikTokで広まった
- 情報の出所は都市伝説を紹介するアカウント
- 本物ではなく創作である可能性が高い
この情報は主にSNSで、特にTikTokで広まっているようです。
元々は都市伝説を紹介するアカウント『路地裏の囁き』が発端となったようです。
このアカウントは、エンターテイメントとして様々な都市伝説やフェイクニュースを投稿していることで知られています。
そのため、今回の新しい8つのMBTIタイプも創作である可能性が高いと考えられます。
真実の裏にエンターテイメント性が隠されているというわけです。
MBTIの基本構造を見直そう
改めて、MBTIがどのように構成されているのかを確認してみましょう。
- MBTIは4つのペアの特性から成り立ち、その組み合わせで16通りのタイプが決まる
- 特性は「内向/外向」、「直感/感覚」、「思考/感情」、「判断/知覚」
- それぞれの特性は対立しているため、新たなタイプの追加は基本的に不可能
MBTIは4つの基本的な対立する性格特性からなります。
内向(I)と外向(E)、直感(N)と感覚(S)、思考(T)と感情(F)、判断(J)と知覚(P)の4ペアです。
これらの特性が組み合わさって16通りの性格タイプが生まれます。
これらの特性は対立しているため、新たな特性の追加は基本的に非常に困難です。
したがって、8つの新しいタイプが追加されるという話は矛盾しています。
新しいタイプとは言ったけれど
新しいタイプとは具体的にどのようなものなのか、一部検証してみましょう。
- 『EFRE(共感者)』:共感能力が高いとされるタイプ
- 『ESMP(読心者)』:他人の心を読み取る能力があるとされるタイプ
- 『NTFP(未来予知者)』:未来を見ることができるとされるタイプ
例えば、『EFRE(共感者)』は共感能力が高いとされるタイプです。
しかし、これは既存のESFJやENFJといったタイプの特性と重なる部分があります。
また、『ESMP(読心者)』に至っては、MBTIの基本特性とはあまりにも離れた架空の性質を表しています。
さらに、『NTFP(未来予知者)』に関しては一瞬どこかで聞いたような都市伝説の内容を含んでいます。
これらの新しいタイプが実際にMBTIの構造と一致するかどうかは非常に疑わしいです。
誤情報の拡散の危険性
ここで一旦、誤った情報がいかに簡単に拡散するか、その危険性について考えてみましょう。
- SNSでの情報拡散の速度と影響力
- 公式情報の確認の重要性
- フェイクニュースとしての情報の取り扱い方
SNSは情報が瞬時に世界中に拡散される強力なツールです。
その反面、誤った情報も同じように広まりやすいというデメリットがあります。
今回の新しいMBTIタイプのような情報も、一部のユーザーによって瞬く間に広まり、多くの人が信じてしまう現象が多々あります。
したがって、何か新しい情報を目にした際には、公式の情報源を確認することが重要です。
また、誤った情報を見つけた場合にはそれを拡散せず、正しい情報を共有するようにしましょう。
公式MBTIからのコメント
公式MBTIからのコメントも確認してみましょう。
- 公式に新しいタイプが追加されたという発表は一切ない
- MBTIの基礎構造は変わらないとの声明
- 誤情報に惑わされないよう、公式サイトの確認を推奨
公式のMBTI関連機関からは、新しいタイプが追加されたという発表は一切行われていません。
また、MBTIの基礎構造はこれまでと変わらないと声明を発表しています。
新しい8つのタイプが追加されたという情報は、あくまで一部のSNSユーザーによる作り話であり、公式には一切関与のないことが確認されています。
したがって、誤情報に惑わされることなく、必ず公式サイトや信頼性のある情報源を確認することが大切です。
他の有名なフェイクニュース例
今回のようにSNSで広まりやすいフェイクニュースの例についても見てみましょう。
- 有名人の死亡報道のデマ
- 健康に関する誤情報や詐欺商法
- 都市伝説や陰謀論
SNSを通じて広まるフェイクニュースは、今回のMBTIの話題に限りません。
有名人が死亡したというデマも頻繁に出回りますし、健康に関する誤った情報による詐欺商法も少なくありません。
また、都市伝説や陰謀論もSNS上で広まりやすく、一部のユーザーが信じてしまうケースも少なくありません。
これらのフェイクニュースに対しては、常に最新の公式情報を確認し、冷静な判断を持つことが大切です。
デマを見抜く方法
フェイクニュースやデマを見抜くための具体的な方法を学びましょう。
- 複数の信頼性のある情報源を確認する
- 情報の出所をチェックする
- 冷静に考え、常識と照らし合わせる
フェイクニュースやデマを見抜くためには、信頼性のある情報源を複数チェックすることが重要です。
同じ情報がCNNやBBCなど複数の大手ニュースメディアで報道されている場合、その情報は比較的信頼性が高いと考えられます。
また、情報の出所も非常に重要です。
例えば、今回のMBTIの噂のように、都市伝説やエンターテインメントとしてのアカウントが発信している情報は、ある程度疑ってかかることが必要です。
さらに、驚くような情報に遭遇した際には、冷静に考え、常識と照らし合わせることでその真偽を見極めましょう。
正しい情報の確保のために
正しい情報を手に入れるために何に気を付けるべきかを考えます。
- 公式サイトや信頼性のある情報源を確認する
- 情報の出所を把握する
- 疑わしい情報には慎重になる
正しい情報を手に入れるためには、まず公式サイトや信頼性のある情報源を確認することが基本です。
例えば、MBTIに関する最新の情報を得る場合には、認定機関や公式のMBTIサイトの情報を確認しましょう。
また、情報の出所を把握することも重要です。
情報の信頼性を判断するためには、その情報がどのような背景で発信されているかを調べることが必要です。
そして、疑わしい情報には常に慎重になり、すぐに信じるのではなく、冷静に考える習慣を身に付けましょう。
結論
今回の「MBTIに新しい8つのタイプが追加された」という情報は、残念ながら誤りでした。
既存のMBTIの構造を理解し、誤情報に踊らされないようにすることが大切です。
SNSでは様々な情報が簡単に拡散されるため、情報を見極める力を持つことが重要です。
正しい情報を得るためには、信頼性のある情報源を確認し、冷静に対応することが求められます。
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